その頭痛、「噛み合わせ」が原因かも!!
- 2026年4月20日
- 噛み合わせ,頭痛・肩こり,噛み合わせが悪いと出る症状
噛み合わせが悪いと頭痛が出ることがあります
噛み合わせが悪いと様々な全身症状が出てしまいます。噛み合わせが悪いと出る全身症状を「咬合関連症」と呼びます。噛み合わせが悪いことで発症する多くの全身症状は、歯科以外の領域で検査をしても原因がわからないため、原因不明性と診断されてしまうことが非常に多いです。ここ数年では、噛み合わせと全身症状の関連性が広く一般にも知れ渡るようになり、医科の先生からのご紹介を受けるケースも増えてきています。
咬合関連症のなかでも、特に多いのが「頭痛」です。今回は噛み合わせと頭痛についてのお話です。
噛み合わせが悪いことで頭痛が出るメカニズム
「噛み合わせ」は顎の動きを見ている分野です。解剖学的にみると、頭蓋骨と下の顎はそれぞれ別の骨です。上の歯は頭蓋骨から生えているのに対し、下の歯は下顎の骨から生えいます。それぞれ別の骨から生えています。そして頭蓋骨と、下の顎は完全に切り離されていて、骨同士はくっついていません。「顎関節」というジョイントがあり、その関節を介して自由に動き回れるようになっています。
さて、下顎と頭蓋骨は筋肉を介してつながっており、この筋肉を動かすことで顎を動かしています。噛み合わせが悪いと、顎を動かす筋肉に異常が出ます。特に多いのが「奥歯で噛む癖」が強い方です。奥歯で噛む癖があると、咬筋・側頭筋が過度に緊張してしまいます。特に側頭筋は下顎を後方に引っ張る筋肉ですので、奥歯で噛む癖が強いと、側頭筋が著しく緊張してしまいます。
側頭筋はちょうどこめかみの部位に広範囲でくっついており、緊張すると、頭蓋骨をぎゅーっとしめつけます。筋肉と骨の間には神経や血管も存在しますので、これらが圧迫されることで頭痛が起きてしまいます。

噛み合わせ由来の肩こり・首こりからの影響も
また、頭痛が起きてしまう原因の一つに、噛み合わせ由来の「首こり・肩こり」もあげられます。奥歯で噛む癖が強いと、長い年月をかけて顎の位置が後方に変位していきます。顎の位置は体のバランスをとるうえで非常に重要な器官です。顎の位置が変位すると、その顎位でも、二足で立たないといけないため、ゆがんだ一で頭を支えられるように、脊椎が歪んでいきます。頭の周囲では、首の筋肉や方の筋肉に負担がかかってしまい。肩こり・首こりが発症します。さらに顎の付けに付近に胸鎖乳突筋という非常に大きな筋肉がくっついているのですが、食いしばり・歯ぎしりがひどいと、この筋肉が凝り固まってしまいます。これが肩こり・首こりを引き起こし、頭痛へと発展していきます。


原因不明の頭痛がある方は一度噛み合わせを疑ってみてください
寝ているときの歯ぎしりや食いしばりが強いと、起きた時に頭痛が出ます。お仕事中や何か集中しているとき、また緊張しているときなども頭痛が出やすいです。噛み合わせを良くして、全体でバランスよく噛むことで、咬合関連症を治していきましょう。噛み合わせは単に上下の歯のぶつかりを見るだけだったり、歯を削って調整するだけで治るものではありません。しっかりと、専門医のもとで検査診断をしたうえで、治療をしてください。