顎関節症
顎関節症
これらの症状がある場合「顎関節症」の疑いがあります。顎関節症の原因には「かみ合わせ」が関わっていることが多いです。
偏った噛み方をしていると、かみ合わせが悪くなります。「噛んでいる側」と「噛んでいない側」ではすり減り方に差が生じ、左と右、前と後ろでかみ合わせの高さに変化が出てきます。左右・前後で歯の高低差が生じてしまうと顎の位置(顎位)にずれが生じてしまいます。顎位がずれると、顎関節の位置もずれていきます。顎関節の位置がずれてしまうと、口を動かす際、「じゃり」「かくっ」という音が鳴ったり、痛みが生じたり、最悪の場合口が全く動かせなくなるといった症状が出ることがあります。これらの症状を歯科では「顎関節症(がくかんせつしょう)」とよびます。長年顎関節がずれていると、ある日突然痛みが出たり、顎が動かせなくなってしまう症状が出ます。
偏った噛み方が顎関節に症状を及ぼしますので、バランスよく噛むということは顎関節症を治すうえで一番大切です。その為には、すべての歯でバランスよく噛むことができるような口腔内にすることが大切です。抜けている歯、噛むと痛い歯、しみる歯などは放置せず歯科治療を行っていきましょう。
長いマスク生活や、ストレスの増加から、ここ数年「顎関節症状」を発症する患者様が急増しています。症状としては急に発症したように感じるかもしれませんが、その原因は長年のゆがんだかみ合わせから引き起こされている可能性が高いです。