歯科健診
歯科健診
こんにちは
皆様はどれくらいのペースで歯医者さんへ行って歯科健診・クリーニングをしていますか?
これまでしっかり通っていても、コロナ禍で足が遠のいてしまった方も多いのではないでしょうか。歯医者さんが推奨するクリーニングの頻度は3~4か月に一度です。最低でも半年に一度は健診とクリーニングをしていきましょう。
虫歯・歯周病の予防
歯科治療で重要なことは、
・病気を発症させないこと
・発症した場合初期の段階で治療すること
・治療後は再発しないようにメンテナンスをすること
です。虫歯や歯周病は個人差はありますが、ご自身のケアである程度防ぐことのできる病気です。定期的に検査チェックをすることで、発症・再発を防止しましょう。
プラークが歯石になる前に
きちんと歯ブラシが出来ていても、ご自身で行う範囲だと磨き残しが出来てしまいます。磨き残しはプラークと呼ばれ、歯の裏側や側面など、ご自身では確認できない部位にたまってしまいます。口腔内に残ったプラークは、徐々に唾液の中に含まれるカルシウムと結合し硬化していきます。この硬く固まったプラークのことを「歯石」と呼びます。歯石は歯の表面にがっちりとくっついてしまい、ご自身の歯ブラシでは除去する事が出来ません。歯石の中では細菌が繁殖するため、歯肉炎や歯周病を進行させてしまったっり、虫歯を発症することもあります。予防として、プラークが歯石になる前にしっかりと歯科医院でクリーニングをする必要があります。プラークが歯石になる期間が3~4か月ほどですので、その間に歯科医院でクリーニングを行いましょう。
口腔がんの予防に
口の中の粘膜には様々な疾患が現れます。口内炎や歯肉炎のような炎症から、口腔がんといった重篤なものまでとても幅広いです。口腔がんは近年とても注目されているがんです。他のがんと違い、早い段階で見つける事が出来ます。他のがんは内臓にできてしまうため、ご自身の目で確認する事が出来ないのですが、口腔がんはご自身で見える範囲にできます。その為、早期発見が可能ながんですが、逆を言うと目立つところにできてしまいます。大きくなってから気付き手術をすると、顔貌が変わってしまったり、食べたりしゃべったりという機能に障害が残ってしまうことがあります。それを防止するためには、早い段階で見つけるということがとても重要です。3~4か月に一度、かかりつけの歯科医院でチェックをすれば、早期発見につながります。また、ご自身でも歯ブラシのタイミングでしっかり口腔粘膜をチェックすることも大切です。
口腔がん以外にも、全身疾患の前触れとして口腔内に症状が出るということもありますので、口腔内のケアはとても大切です。