噛み合わせが悪いと出る全身症状【まとめ】
- 2025年12月25日
- 噛み合わせ,歯周病,頭痛・肩こり,噛み合わせが悪いと出る症状,耳症状,顎関節症,歯ぎしり・食いしばり
噛み合わせが悪いと、多くの症状が出てしまいます。お口の中に出る症状もあれば、全身に出てしまう症状もあります。噛み泡汗が悪いことで発症する症状の総称を「咬合関連症」といいます。咬合関連症の症状を確認していきましょう。
咬合関連症(噛み合わせが悪いと出る症状)
●口腔内症状
・歯周病:歯ぐきが腫れて痛い、歯がぐらぐらする、噛むと歯が痛い、噛めない、歯ぐきが下がってきた、食べると物が挟まる、歯ぐきから出血する、歯ぐきから膿が出る、口臭がする など
・歯肉炎:歯茎が腫れて痛い、歯ぐきから出血する、歯ぐきから膿が出る、歯がぐらぐらする など
・むし歯:歯がしみる、歯が欠ける、歯が痛い、噛むと痛い、歯に穴が開いた など
・根尖病巣;噛むと痛い、歯茎が腫れた、歯ぐきを触ると痛い、歯から鈍痛がする、歯がぐらぐらする など
・知覚過敏:歯がしみる、歯ぐきが下がってきた
●全身症状
・顎関節症:口を開けると顎がひっかかる、顎から音が鳴る、顎が痛い、顎が動かせない、口が開かない、顎が外れる
・耳症状:耳鳴り、耳詰まり、難聴(突発性難聴、老人性難聴など)、めまい、立ちくらみ
・首、肩症状:首こり、肩こり、ヘルニア、ストレートネック
・腕症状:腕があげられない(四十肩・五十肩)、腕がしびれる(橈骨神経症状)、握力が入らない、ひじが痛い
・背中の痛み
・腰症状:ヘルニア、ぎっくり腰、腰痛
・足症状:膝の痛み、歩きにくい、ふらつく など

噛み合わせが悪いと上記の症状が出てしまいます。また、口腔内症状が悪化をすると、噛み合わせが悪くなるという悪循環に陥ってしまいますので、この悪循環を、歯科治療により断ち切らないといけません。

噛み合わせが悪いと、口の中だけにとどまらず、全身に症状を引き起こしてしまう事が非常に厄介です。全身の症状の場合は様々な原因が複雑に絡み合って、症状として発症しますので、一つ一つの原因をそれぞれ専門の科で治す必要がありますが、そのうちの一つとして「噛み合わせ」が原因の可能性もあると考えていただければと思います。
「噛み合わせ」の際一番重要なのは顎の位置です。顎の位置は身体のバランスを取るうえで非常に重要です。噛み合わせが悪く顎の位置が歪んでしまうと、全身に症状を引き起こしてしまいます。噛み合わせを良くして、顎の位置を正しくすることで、かみ合わせ由来の全身症状を取り除く必要があります。
噛み合わせを治すには、しっかりと噛み合わせの専門医の先生に検査・診断をしていただくようにしてください。噛み合わせ治療でとても重要なのが「診断」です。噛み合わせが「何となく良さそう」とか「なんとなく悪そう」という理由で決めてはいけません。噛み合わせを診断する基準にのっとってきちんと検査をし、データを診て、診断しないといけません。噛み合わせの検査、診断、治療には、とても専門性の高い知識・技術が必要になります。なんとなくで判断し治療を進めると、症状が治らないだけでなく、悪化してしまうケースもありますので、治療の前に良く見極めることが大切です。