症 例
▪️96歳高齢者口腔環境改善と歯槽骨の再生した症例 [読む]
▪️咀嚼バランスの意識改革で改善した症例 [読む]
▪️咬合バランス治療による歯槽骨の再生の10年後 [読む]
▪️患者さまの体験談(腰痛と歯周病の改善))[読む]
▪️患者さまの体験談(かみ合わせと歯周病の改善))[読む]








歯周病は、かみ合わせ異常から。

 かみ合わせ治療を行っている方が、かみ合わせ状態が改善され、全身症状も良くなった後に、歯槽骨の改善が見られるようになりました。これは歯周病もかみ合わせに由来しているのです。

 定期的に歯科診療を受けても完治せず、最終的に抜歯に至る歯周病を難治性歯周病と言いますが、
患者さんの訴えとしては、
①歯ブラシを教えられた通り、おこなっているが、歯茎の色が悪く口臭もある。
②歯周病の手術をしたが、歯のぐらつきがひどい。
などがあり、従来の、細菌由来のプラークコントロールでは治癒が望めない症例は、かみ合わせのバランス異常が原因と考えられます。
 すなわち噛む力の偏在により、一部の歯牙に集中的に加重がかかり、歯の周囲の血流障害を起こす「負担過重」が原因であると考えられます。
 ここで紹介いたします96歳の男性の症例では、歯槽骨の吸収は経年変化と考えられていましたが、口腔咀嚼環境を整えることで、改善が見られました。その他編位咀嚼の積極的改善を行った症例、さらにそれらの歯槽骨再生約10年経過した症例について、データでご紹介いたします。
 聴力をセンサーとしたかみ合わせバランスを構築することで、歯周組織周囲の血液循環が正常化し、破壊されていた歯周組織が再び増加(再生)することが判明しました。

  難治性(重度)歯周病症例

症例 1) かみ合わせバランス治療による自己修復力を応用した96歳高齢者口腔環境改善と歯槽骨の再生
TMD症状
頭痛・肩こり・腰痛。耳鳴り・難聴・歯周病

[処置]
X線による術前歯槽骨位置測定
歯周病部位
①暫間固定から連続冠による補綴
②同時に聴力による偏位咀嚼判定および指導
③プラークコントロールはスケーリングのみ行う


















症例(2)咀嚼バランスの意識改革で改善した症例

2008年の初診時(65歳女性)

初めて来院された4年前は前歯部での咀嚼指導を拒否されました。
その理由は、長年、
 「奥歯でしっかり食べなさい」
 「前歯でかじることは行儀が悪い」
 「前歯は、噛み切る為にある」との考えから、
 結果、全ての歯をまんべんなく使って咀嚼して食べるという考えは受け入れられませんでした。

●2年後の再初診時
来院目的
長期間歯周病治療を受けられていましたが改善せず、前歯を抜歯すると言われ、左右下顎大臼歯欠損にはインプラント治療を薦められたので、抜歯およびインプラント治療を回避したいという思いで、当院に来院されました。

診断
下顎大臼歯部に義歯がない状態で、頭位は後方に傾いて、猫背の姿勢でした。
長期間の欠損が原因で、残存歯に咬合力が集中して負担過重がおこり、全歯牙の周囲に歯周病が認められました。
X線画像においても歯槽骨の吸収の著しいことがみられました。

歯周ポケットも深く、当然プラークの付着も多くみられました。
TMD症状として、頭痛・肩こり・首の回転不全さらには腰痛でも悩まれていました。

咀嚼バランスを否定した過去の来院以降2年間には改善が見られませんでした

TMD症状
頭痛・肩こり・腰痛・腕が上がらない・顎関節痛・耳鳴り・難聴・歯周病等があります。

処置
X線による術前歯槽骨位置測定(初診時と再初診時)
歯周病部位の処置
①臼歯部暫間義歯作成その他固定から連続冠による補綴
②同時に聴力による偏位咀嚼判定および指導
③プラークコントロールはスケーリングのみ行う

●結果
咀嚼指導に従い、前歯部での咀嚼を含めたすべての歯を使う咀嚼訓練を行い、6か月という短期間で歯周病の改善が見られました。

2014年現在、抜歯回避の来院目的が達せられました。 同時に、前記TMD症状が改善され、および歯槽骨再生が確認されました。







■パノラマ・レントゲン写真により歯槽骨再生がしっかり確認することができます。








症例(3) 咬合バランス治療による歯槽骨の再生の10年後の状況
(72歳男性)

8年前に他医院にて抜歯処置を薦められたので、当院に来院され、抜歯せずに難治性歯周病が改善した症例・その後の経過
2006年~2015年

約10年前初診時の主訴
• プラークコントロールを中心の歯科治療を長期間行うが、改善が見られない
• 歯茎の周りが腫れぼったい
• 口臭がひどく歯茎からの出血が見られるようになった
• 噛み合わせると痛みがあり、どこで噛んでよいかわからない
• 最終的にグラグラになり抜歯を薦められる
• 頭痛・肩こり・腰痛・難聴などのTMD症状が見られる















■写真A〜Bの間の処置として、暫間義歯を作成し、残存歯牙に対する咬合力負担を軽減し、同時に動揺を押さえる
。 結果:短期間に歯根膜腔拡大が消失し、周囲骨の増加が確認できる。
写真:においては、炎症症状が消失後ブリッジによる補綴を行なった。
周囲歯槽骨の再生が確認される。









以上の症例は、第24回日本全身咬合学会学術大会 2014年11月29日(土)にて一般口演で発表いたしました。

■ 聴力をセンサーとした、かみ合わせバランス治療により、歯槽骨の再生が見られた3症例

歯周病は経年変化では無い
◎毎月・毎週定期的歯科診療を受けているが完治に至らない
◎歯ブラシを教えられた通り、おこなっているが歯茎の色が悪く口臭もある
◎歯周病の手術をしたが、歯のぐらつきがひどくなった
◎だんだん歯が長く、伸びてきたように感じる
◎抜歯を行い、義歯やインプラントをすすめられた

*このような長期間に渡り、プラークコントロール(従来法)で、治癒が望めない歯周病を(難治性歯周病)と言い、従来の細菌由来のみではなく、かみ合わせバランス異常が原因と考えられます。すなわち噛む力の偏在により、一部の歯牙に集中的に加重がかかり、歯の周囲の血流障害を起こすことが原因であると考えられます。

結果
かみ合わせバランスを改善することで、歯周組織周囲の血液循環が正常化し、破壊されていた歯周組織が再び増加(再生)することが、最近わかってきました。